Project Story #02コラボレーション企画
“推し”への熱狂が生んだ
ホテル×エンタメの可能性。
Mission
東急ホテルズ&リゾーツは、近年エンタテインメント施策に力を入れています。たとえば、「Hello! Project」などのアイドルグループとのコラボレーション企画を多数実施。文化の発信地やファンコミュニティとしてのホテルの姿を提案し続けています。このプロジェクトの背景には、「ホテルの可能性を開放したい」というチームの熱い想いと絶対にあきらめない実行力がありました。
Member
常務執行役員
「セルリアンタワー東急ホテル」
総支配人
T.TAKEI
料飲支配人
Y.YOSHIDA
料飲 アシスタントマネジャー
N.NISHIHIRA
運営統括 運営企画 企画
N.YOSHIKAWA
「エンタメ=東急」を、若い世代に浸透させたい
ホテルと推し活。この、ありそうでなかった組み合わせは、長年事業企画に携わってきた武井の描いた、新たなホテル構想から生まれました。
ライブハウス型ホールを併設した「横浜東急REIホテル」、ファッションや音楽との親和性が高い「SHIBUYA STREAM HOTEL」は、まさにこうした武井のアイデアが具現化したもの。さらに、これからの市場を支える若い世代をターゲットに、アイドルグループとの協業を実現していきました。
武井のアイデアは、従来のホテルイメージからかけ離れているものでした。そのため、プロジェクトチーム内にも期待と不安が同居していたと言います。
と、メンバーはその時の気持ちを振り返ります。
ファンと同じ熱量を持つことが、成功の秘訣
そんなメンバーの不安を払拭するように、武井はどんどんプロジェクトを進めていきます。最適なホテルとプロジェクトメンバーを選定し、チーム編成にもこだわります。
ファンを巻き込む施策で大切なのは、自分たちもファンと同じ熱量で取り組むこと。その一方で、実際にホテルで実施するためには数々のハードルがあります。だからこそ、企画と運営のチーム連携が重要になりました。
密な連携は、現場の熱量を引き上げるために欠かせない。それが、ひいてはお客さまに喜ばれるオペレーションにも繋がっていくのだと言います。
届けたいのは、こころを満たすコミュニティ
ファンの方を想い、熱量を持って取り組む。その姿勢がお客さまにも伝わり、直近では2023年9月に「渋谷ストリームエクセルホテル東急(現・SHIBUYA STREAM HOTEL)」で実施したHello! Projectとのコラボレーションイベントが大成功。コンサート会場が渋谷から離れた代々木であったにも関わらず、多くのお客さまが来館しました。
コラボレーション企画による成果は、ドリンクの売上だけではありません。
そして毎回意識しているのは、ただの販促企画ではなく、まちづくりの会社としてファンコミュニティの場を提供すること。だからこそ、席の配置一つにもこだわっていると武井は言います。
エンタメを通じ、ホテルの可能性を開放する
ホテルの可能性を拡張することで、お客さまにとってホテルがより親しみやすい場所になる。それは同時にアソシエイツたちの意識を変えることにつながります。
もちろん、楽しいだけでなく、そこにはホテルの新たな収益獲得という観点もあります。
客室やレストラン、ホールなど、ホテルならではの空間をエンタテインメントに活用していく。そしてさまざまなカルチャーとコラボレーションさせることで、ホテル自体の可能性を開放していく。各ホテルの個性も、それによって生まれてきます。
エンタメとしてのホテルの可能性を追求する。その先に、東急ホテルズ&リゾーツの新たなかたちが、ありそうです。